つぶやき
2018年 09月 06日妊産婦さんの死因 自殺率がトップというニュースをみた。
妊娠と出産で体も心も生活もすべてが大きく変化する。
今ですらもう産前や産後すぐの頃のことをはっきり思い出せないくらい、必死だったし痛かった、、でもそれすら普段は忘れている。
たまに写真を見返すと、ああそうだったと思い出す。
私はぎりぎりまで仕事をしてわりとすぐに復帰したので、周りから見たらあまり感情の起伏もなくてゆとりがあるように見えていたかなと思うけど、近しい友人や親は知っている。妊娠中も産後も泣いたり怒ったり悲しくなったりすごかったよね。。
ありがたいのはそんな私を受け流してくれたり、それでもそばにいてくれたひとたちがいたこと。
特に先輩方はさすが。
誰でもそうなるよ、って感じでどっしりしてくれてるからなんだか安心した。
赤ちゃんはかわいく感じていたし、親との関係も以前よりもずっとよくなったし、仕事もできていたのに、ある夜急に目が覚めて怖くなった。
底のない沼に沈んでいくような気持ちになって、それがずっとずっと続くように感じた。
とっさに、「あ、これが産後うつのはじまりなのかもしれない」と思った。
自分の感情を観察するっていうことを、ヨガとか瞑想とかで慣れていたのがよかったと思う。
そのまま飲み込まれずにすんだから。
あぁ、私は自分で思っているよりずっと疲れているし、頑張りすぎてるんだ、もっと頼ろう、もっと休もう、もっと手を抜こう、と思った。
今でも夜は眠れてない。
寝てはいるけどちょっとした物音で起きるし、一晩に何度も目覚める。
でもそれが当たり前で、そういう寝方に体が慣れたから辛くはない。
これも今だけで、ずっと続くわけじゃない。
うっかりすると頑張ろうとするから、どうしても今日でなければならないこと以外は明日にしたり、頼ったり、できない自分を許してあげることを心がけてます。
産後ずっと、しっかりしてるつもりでも抜けちゃってるところがたくさん。
たくさんの方々にご迷惑をかけ、たくさんの方々に助けられ、たくさん失敗して、たくさん学んで、たくさん諦め、たくさん幸せを感じ、とにかくその日その日を生きている。
なんだか、今を生きるっていうことをしてさえすればそれでいいのかもしれないと思ったりします。
それしかできないって言うのが正しいか。
昔のことを思い出せないのも、今に必死だからなのかもしれない。
こんなこと言いながらも、心の癖でまたいつの間にか自分を厳しくジャッジして頑張っちゃって苦しくなっちゃうんだから、たまに思い出すことが必要なのよね。
とにかく私、よくやってる。
ママたちみんなよくやってる。